【2021年10月30日まで】カリグラフィー展示会のお知らせ

カリグラフィーの展示会のお知らせです。

昨年予定していた展示会が延期になってしまい、このまま中止にならないことを祈っていましたが、開催が決まりました!

「マゼランとエルカーノによる最初の世界一周航海 500周年記念」イベントのカリグラフィー作品の展示会に参加します。

この作品展示は、私の通っているMGスクールの国際活動の一環として行われるものです。

マゼランが世界一周に向けて出発したのは、今から約500年前の1519年9月。

スペインのサンルーカル・デ・バラメーダの港を五隻の船で出航しました。

1522年9月にスペインに戻ったのは、たった一隻でした。

今回は、この航海の過程を描いたカリグラフィー作品の展示会になります。

スペイン語20作品、ポルトガル語20作品の合計40作品の展示です。

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この記念イベントの初日9月17日18時より、「マゼラン=エルカーノの大航海、七つの謎を解く」と題して、京都大学大学院人間・環境学研究科教授の合田昌史氏による講演会(参加費無料)が行われます。

オンライン、オフラインでの参加ができますので、興味のある方はぜひご覧ください。

▼講演会の詳細&お申し込みはこちらです。

マゼラン―エルカーノによる史上初の世界一周から500年(1519-1522)世界を変えた冒険

▼世界一周に関する記事はこちらもご覧ください。

ナショジオスペシャル/マゼラン出帆から500年 世界一周はしていなかった

展示会の見どころ

世界一周航海の旅をカリグラフィーの作品を通して楽しんでもらうというのがこの展示会の主旨です。

こちらは紹介の動画です。

カリグラフィーの展示会自体があまり多くないので、この機会にぜひ足を運んで、その魅力を直接感じて欲しいと思います。

スペイン語の作品はアントニオ・ピガフェッタの日記から、ポルトガル語の作品は3年間にわたる航海の遠征の歴史を、書いた作品です。

それぞれが、時系列に沿って展示されているので、航海の様子を楽しんでいただけると思います。

多くの作品には文章の内容に関連した挿絵が入っています。

オープニングの時には日本語の説明書きがなかったのですが、つけてくださるらしい(?)話があったので、さらにわかりやすくなっていることを期待します。

作品制作に使う道具や材料も展示されています。

伝統的な道具などあまり見る機会のないものもあるので、カリグラフィーを始めたばかりの人にとっては、参考になりますよ!

展示作品について

展示作品は、基本的にクラスの課題として制作したものです。

テーマ、課題、文章という制約の中での作品制作は、アートとデザインの要素を兼ね備えています。

伝えるべきことを的確に伝えるための工夫、世界観づくり、表現技術、そして独自性といった総合力の視点からも面白い展示会です。

言葉があることで、知識があればあるほど作品を楽しむことができます。

ここではいくつかの作品をピックアップしてご紹介いたします。

カルロス一世の紋章

一階のエントランスに展示されているカルロス一世の紋章は、乗松清馬氏が制作したものです。

私がカリグラフィーを始めた時には、すでに素晴らしい作品を発表していましたが、

ついにここまできたか!と思わせる力作です。

紹介動画の中で紋章についての説明もありますので、あわせてご覧ください。

紋章は記述によって定義されていますが、この作品はそれを元にして手描きで表現しています。

この紋章は大紋章と呼ばれ、紋章の中でも複雑な部類です。

鷲の羽根の表現が美しく、自然にさらりと描いているように見えるのですが、実はそれが一番難しいのです。

ディテールまで丁寧にデザインされた作品は、現物で見る価値ありです。

ピガフェッタの日記の冒頭部分

本のプレゼンテーションの二連作(4ページ)で、細井有加子さんと私が担当しています。

 

1枚目が私、2枚目が細井さんの作品

装丁と額装を合わせて、書体やマージンの設定、周囲の焼け焦げなど共通部分が多く、実際の写本制作と同じような工程を再現したものです。

実際の写本制作は、複数のカリグラファーとイルミネーターが決められた担当範囲の制作を分業する形で行なっていました。

そういう世界観も含めて楽しんでもらえる作品です。

過酷な太平洋の航海

伝統的なカリグラフィーの書体の中でも、もっとも現代に近いカッパープレート体の作品。

絵画的な挿絵とグラフィカルな地図の要素を取り入れてうまくまとめています。

用紙のセレクトも世界観をしっかり演出しています。

こちらの作品の作者は関佳子さん。

多芸多才で、カリグラフィーだけでなく仕事で壁画を描いたり、剣道の師匠でもある文武両道の方です。

経験を盛り込むことで作品に独自性を出せるのもカリグラフィー作品の魅力の一つです。

マゼランの通訳者について

個人的に目が釘づけになった作品です。

硬質なペンを使った装飾要素だけで、ここまでの表現ができるという可能性が詰まっています。

どうしてこんなに優美な線が書けるのだろう?と何度も見入ってしまいました。

構成要素を絞って最大限の表現をするプロフェッショナルな仕事は、デザイナーの立野竜一氏によるものです。

文字の世界で彼を知らない人は”潜り”じゃないかと勝手に思っていますが、その作品が見られるのも貴重な機会です。

幸運にも直接作者から作品の話を聞けたのですが、一番印象に残ったのは「書いている時が幸せ」というコメント。

すべてを物語っていますね ^^

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直接、お話を伺うことができた作品をピックアップして紹介しました。

まだまだ素敵な作品があるので、ぜひご覧ください。

今回ご紹介させていただいた作家さんの情報はこちらからご覧いただけます

乗松清馬氏(Facebook)

関佳子さん(ブログ)

立野竜一氏(Evergreen press)

マゼランとエルカーノによる最初の世界一周航海 500周年記念展概要

会期:
2021年9月17日(金)〜10月30日(土)

会場:
セルバンテス文化センター東京 2階ギャラリー
102-0085 東京都千代田区六番町2-9

ギャラリー開館時間 :
10:00〜18:00(月〜土曜日)/10:00〜12:00(日曜日) 

後援:
スぺイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京、ポルトガル大使館

アクセス:

  • 東京メトロ有楽町線「麹町駅」5、6番出口より徒歩3分
  • JR/東京メトロ有楽町線・南北線/都営新宿線「市ヶ谷駅」より徒歩6分
  • JR/東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」麹町出口より徒歩7分

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